総合防災訓練を実施しました

令和2年1月26日(日)、枚方校区の総合防災訓練が実施されました。

巨大地震が起こり、各自治会で集まった住民が枚方小学校に避難してくる、という設定です。

 

天候不良のため体育館での縮小開催となりましたが、21自治会から200余名の方の参加がありました(体育館での訓練及び炊出し訓練の参加者合計)。

9時45分からの開会セレモニーで概要説明を受け、10時には倒壊家屋からの救出&簡易担架の体験と、応急講習の二つに分かれて45分ずつの交代制での訓練に入りました。

体育館に設置された倒壊家屋(住宅の屋根部分の模型)の下敷きになった人を救出し、竹の棒と毛布で作った簡易担架で搬送します。

救出に必要なチェーンソーやジャッキの使い方を消防団の方々が実演しながら教えてくれました。

救助対象者への声かけの仕方や背中側から人を抱えて引っ張り出す方法の解説も。

簡易担架は家にある物干し竿と毛布で作れます。毛布だけでも安定して人を運べる方法も学びました。

見ていた子ども達も積極的に手を挙げて、簡易担架を作っていました。

応急講習では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方やAEDの使い方を、女性消防団の方々が実演してくれました。頭では分かっているつもりでも、実際にやってみると大違いです。万が一の時に踏み出す勇気を持つためにも、継続して訓練を受ける大切さを感じました。

訓練終盤には、実際の火災発生の報を受けて消防団が緊急出動するシーンもあり、災害を身近に感じながらの訓練終了となりました。

閉会セレモニーでの講評のあと、参加賞の携帯トイレを受取って体育館を出ます。

訓練の後は、炊出しの豚汁とアルファ化米で冷えた身体を温めました。この炊出しは、体育館での訓練が始まる前から屋外での炊出し訓練に参加してくださった方々のお陰です。早朝からありがとうございました。

また、枚方市消防団の皆さまはじめ、ご指導・ご協力いただいた関係機関の皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。

ありがとうございました。

寒中にもかかわらず訓練に参加してくださった皆さま、お疲れ様でした。

 

体育館は寒かったと思いますが、実際の災害時には体育館で夜を過ごす可能性もあります。体育館に入りきれないほどの人数が避難してくる事も考えられます。

災害時にどう行動し、何を準備しておく必要があるのか。

今回の訓練が、防災についてご家庭や職場で改めて考えるきっかけになれば幸いです。

(枚方校区自主防災会)